住宅街に何百とある家の中からなぜ自分の家が狙われたのだろうか、被害にあった方はそう疑問に思うでしょう。
空き巣はフラッと立ち寄った家に侵入しているわけではなく、「狙いやすい家」に侵入しているのです。ではどういった家を空き巣は狙うのかご紹介していきましょう。
鍵をかけ忘れている家
まず空き巣がシンプルに入りやすい家は、単純に鍵をかけ忘れているという場合があります。普段から鍵を掛けない方、まだ誰か家にいるからいつも開けっ放し、2階の窓は入ってこないだろうと開けっ放し、などなど気を付けていかなければなりません。
換気のためのスペースだけ開けられる窓用の鍵を取り付けましょう。
開けやすい鍵がついている
ディスクキーをご存知でしょうか。鍵がギザギザに刻み込まれているもので、家の鍵以外にも机や倉庫、車やバイクもディスクキーが多いです。家の鍵は特に新しい鍵に交換されていない場合は、ディスクキーである可能性が高いです。このディスクキーはピッキングで数十秒、壊して開ける手口にも弱く、知識がある空き巣なら簡単に見た目からわかってしまいます。特にマンション・アパート・団地など同じ種類の鍵がついていることから、複数の家が空き巣に入られることもあります。
鍵が二つ以上ある家は、技術的に開けられない、または開ける時間もかかってしまい空き巣をする時間も少なくなってしまうので避ける傾向にあります。
侵入するのに目立たない家
家が線路沿いにあるということも狙われるポイントになります。電車が通っている間に窓などを割ることで、音が消されるということと
電車に乗って逃げられるということもあります。同じく工事が行われている付近の家はご注意ください。
家の近くが観光名所など人が集まりやすい所は、違和感がないので人ごみに紛れて空き巣に入ることも考えられます。
家の特徴でベランダまでに足をかけられる所がある場合や、外から家の状況が見えない高い塀がある、見えにくいというのも、その景観を使って侵入するケースもあります。
不在がわかりやすい家
空き巣は捕まってしまう事と見つかる事を避けたいため、念入りに下準備をしています。共働きの家や一人暮らしの家など、家を空けている時間が多いところを狙います。近くに監視しやすい24時間営業のコンビニやレストランがある場合は注意。部屋の明かりや玄関を見られている可能性がありますヨ。
また郵便受けの荷物を取っていない家や、防犯設備、砂利や防犯カメラなど明らかに見えるところにないような家も狙われる特徴になっています。
まとめ
様々なパターンがありますが、人が多くて紛れやすい所の家や、音をごまかせてくれる家、防犯対策が見せつけられていない家や、他人からのプライバシーを守り過ぎている家、家に誰もいないのがすぐにわかる家が空き巣が狙う特徴です。
もし心当たりがある場合、見せる防犯対策・そして狙われにくい家にする対策を行っていきましょう。