家に金庫はありますか?おそらく今の時代は金庫が各家庭に1台あるなんてことはないでしょう。昔に比べて家の防犯性も上がってきたので、家の中にある貴重品に対して金庫が必要とも考えない時代となりました。
ですが金庫の本来の役割としては「火災・災害」から貴重品を守ることにあります。土地の権利書、契約書、通帳、大事な婚約指輪、思い出などもし火災にあったら燃えてしまい、書類に関しては再発行等に時間を要します。そのため、鍵と重さにより一定の防犯性もあり、火災から大事な物を守れる金庫はぜひ使っていきたいものですね。
そんな金庫ですが、一般的に「鍵」と「ダイヤル」で開けるものが多く、開けられなくなってしまうトラブルもよくお聞きします。そこで今回は実際にお聞きしたトラブルを見ながら、トラブルの解決策を考えていきたいと思います。
「金庫の番号を書いたメモをなくした」
まとまったお金と大切な書類を全て自宅の金庫に閉まっていました。
久々に書類を見て確認しようと思ったところ、鍵が全く開けられません。
我が家にある金庫はダイヤル式になっており、右と左をどれだけ回したら良いのかを書いたメモを無くしてしまったのです。
必要な書類は翌日には人に渡さなければならず、思い当たる方法をいくつか試してみましたが、早く見つけたいと思えば思うほど状況は悪くなっていきました。そこで地元の自宅近くにある鍵屋に連絡を入れ、金庫を開けてもらう事にしました。
電話をかけて事情を話すとすぐに家まで駆けつけて下さり、まずは状況を確認して見積もりを出してもらいました。
私がメモをきちんと保管していれば、必要の無かった費用なので少し勿体ない気もしましたが、提示された額は意外と安くて安心出来ました。テキパキと作業されたおかげで15分程度で解錠でき、無事に必要な書類を取り出す事が出来ました。
訪問してきて下さった鍵屋さんはとても親切な方で、ダイヤル式で困った時に素人でも行える対処法なども教えて頂きました。
いろんな悪徳業者もいると噂で聞いた事がありますが、料金からも良心的で信頼出来る鍵屋さんを見つける事が出来て良かったです。
ダイヤルの番号をなくすトラブル
今回の方は金庫がダイヤル式だったようです。金庫は、鍵のみのものとダイヤルのみのもの、また鍵とダイヤルがついている物が一般的です。ダイヤルは好きな番号に変更できるものもありますが業務用に多く、家庭用の金庫は番号があらかじめ決まっています。その紙をなくしてしまったり、忘れてしまうと金庫は全く開きません。なので、番号を書いたメモの保管はしっかりとしておきましょう。
鍵も同様に、持ち歩いたりはせず一定の場所に保管しておくことが良いでしょう。
またなくす以外にもそもそもわからない場合があります。それが亡くなられたご両親が使っていた金庫など。蔵や倉庫から見つかった古い金庫など。廃棄するにしても開いていない金庫の廃棄は中々受け付けてもらえないので、生前に鍵の場所を聞いておく、または鍵屋さんに開けてもらえるよう相談してみましょう。
解決策
金庫を開けるのなら、鍵屋さんが一番早く開けてくれます。ダイヤルであっても、古くて壊れていない金庫の場合壊さずに番号を調べたりもできるようなので、そのまま後も使っていく事が出来ますね。また今回の方のように、安心できる鍵屋さんを選ぶことが重要です。必ず、必ず料金を先に教えてもらえるところに依頼してください。勝手に開けて後から高額請求する悪徳業者もいるので、見積もりをしてもらってから依頼するようにしましょう。